自律神経と内臓の関係

『自律神経失調症』

 

よく聞くフレーズで、知らない人はいないのではないでしょうか。

 

症状は多岐にわたり、頭痛・めまい・動悸・不眠・耳鳴り・ダルさ・生理不順などなど。

 

こういった事で悩んでおられる方が、ホントに多いです。

 

でも、自律神経は自分の意思に関係なく働いているモノなので、クスリ以外に対処のしようがないと思われている方も多い。

 

でも、そんな事ないよってことを書いていこうと思います。

 

自律神経って何してるの?

まずは、自律神経がどんな働きをしているのかについて、カンタンに触れていきたいと思います。

 

一言で言ってしまうと生命の維持

 

体液の循環や呼吸などの内臓の働きは、自律神経が舵をとっています。

 

もう少し、詳しく説明すると、

  • 交感神経: カラダにONのスイッチを入れる(運動中や仕事中に働く)
  • 副交感神経:カラダにOFFのスイッチを入れる(睡眠中・入浴中に働く)

といった感じです。

 

この2つが、シーソーのようにうまくバランスを取れていれば、健康でいられます。

 

しかし、何らかの原因で、この2つのバランスが崩れてしまうと、冒頭で書いたような症状で悩むことになる、という事です。

 

大まかな原因としては、

  1. 生活習慣の乱れ
  2. ストレス

です。

 

この2つの要因は非常に大きく、いろいろな影響が出てしまいます。

 

内臓の疲れが自律神経に影響⁉︎

自律神経が乱れる原因の1つに、内臓の疲れがあるのをご存知でしょうか?

 

いくつか要因はあるのですが、大きなところで言うと、脳の疲労が挙げられます。

 

というのも、脳の視床下部という場所が自律神経をコントロールしているからです。

 

 

では、脳は、どんな状況で疲労していくのかと申しますと、

  • 酸素などの栄養不足
  • 体液循環の停滞
  • 過労
  • ストレス

大まかではありますが、この4つが原因となります。

 

それぞれを解説していくと、

酸素などの栄養不足

これは、横隔膜の問題などで呼吸が浅くなってしまうと、十分な酸素を取り込めずに起こるモノです。

 

横隔膜の動きに問題が起こる原因としては、

 

・肺そのものの問題

・肝臓の腫れ

・胃下垂

・頸椎(首の骨)の問題

 

などが起因して起こります。

体液循環の停滞

ここで言う体液とは、主に血液・脳脊髄液を指します。

 

血液は、栄養を送り老廃物を運び出す役割をしています。

 

脳脊髄液にも同じような役割があり、

 

・脳や神経を栄養する

・脳のオーバーヒートを防ぐ

・脳圧のコントロール

 

といった事をしてくれています。

 

これだけ大切な、血液・脳脊髄液の流れが、何らかの事情で停滞してしまうと、回復力が低下し、脳の疲れが抜けなくなってしまいます。

 

その何らかの事情については、次で説明します。

過労

脳が疲れる理由の中で、現代人がやりがちな事が、目を酷使することです。

 

仕事でパソコンを使う方が多いと思いますが、それ以外にも携帯電話やテレビを見ていると、

 

気づくと、長い時間が経っていたなんて経験ありませんか?

 

目から入ってくる情報は、すべて脳で処理するため、情報量が多ければ多いほど脳は疲れていくワケです。

 

このような状態が続くと、脳圧が上がっていき、これが元で体液循環の停滞頭蓋骨の歪みが起こってしまうことに・・・

 

また、血管が切れて、脳内出血のリスクも上がってしまいます。

(ちなみに、日本人の死因第3位が、脳血管疾患です)

 

疲れるどころの話ではないと思うと、ゾッとしますよね・・・

 

とは言え、パソコンや携帯電話を使わずに生活するってのは、現実的な話ではないですよね。

 

僕も、ムリです。

 

では、どうすればいいか。

 

方法は色々ありますが、1つオススメを書いておきます。

 

それは・・・

 

目を休める

 

なんだ、そんな事かと言わずに、意識して実践してみてください。

 

頭がスッキリし、集中力が増しますから。

ストレス

自律神経が乱れる原因の中でも、このストレスが直結するというイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか。

 

ストレスを感じると交感神経が高ぶり、脳圧は上がります。

 

スイッチがONになった状態です。

 

これ自体は珍しいことでは無く、普段の生活の中で当たり前に起こっているのですが、問題となるのはスイッチがONのままになってしまうこと。

 

自律神経には、ONとOFFのスイッチがあります。

 

これがバランスよく切り替えられていれば問題ありません。

 

しかし、ON・OFFいづれかのスイッチが入りっぱなしになってしまうと、

バランスが崩れる = 自律神経が乱れる

ことになってしまいます。

 

 

ちなみに、東洋医学では病気の原因(ストレス)を、大きく3つに分けて分類しています。

  1. 内因  :感情
  2. 外因  :気温や湿度など外部環境
  3. 不内外因:食の不摂生や睡眠不足、ケガ、性生活の不摂生

 

この内、外因に関してはコントロールできないモノなので、順応できるよう人間側が合わせるしかありません。

 

残りの2つに関しては、ある程度はコントロールが利くモノ。

 

ストレス解消の為にやれることは色々あるのですが、ポイントは1つ。

 

たのしいと感じることをする

 

それだけ?と思われるかもしれませんが、コレ、すごく大切です。

 

自分の気持ちを1番に考えることで、脳への負担は減ります。

 

ココロが軽くなればカラダも軽くなりますよ♪

 

自律神経失調症について詳しくはこちら

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